睡眠時無呼吸症候群とは

睡眠時無呼吸症候群とは

夜、よく寝ているはずなのに、昼間、眠くてしようがない・・・ そういうことはありませんか?習慣的にいびきをかく、睡眠中に 呼吸が止まってると言われる、昼間に眠気が強いと感じていらっ しゃる方、睡眠時無呼吸症候群の疑いがあります。ぜひ一度ご相 談ください。

なぜ、いびきをかくのか・・・?

イビキは、睡眠中に上気道(ノド)が狭くなり、空気が通るときノ ドが振動して音が鳴るものです。のどは周囲の筋肉に支えられて ますが、眠ることで、筋肉の働きが弱まりのどが狭くなるためと 考えられます。

どのくらいいびきをかくのか・・・?

日本人での調査では習慣性のイビキ(毎晩イビキをかくか、イビ キがひどいといわれている人)は男性で20%、女性で5%であっ たと報告されています。ある統計では日本人の2〜4%が睡眠時 無呼吸症候群であるとされています。また、かきやすい人と言わ れてるのは、肥満・アゴの小さい人・扁桃腺の大きい人などです。

いびきと無呼吸の関係

イビキはノドが振動している状態ですが、ノドがさらに狭くなる と、息を吸うときに気道の壁が吸い寄せられて閉じてしまい、息 が吸えない状態になることがあります。これが無呼吸(閉塞型無 呼吸)です。それが頻繁に起こり、様々な症状が引き起こされる のが睡眠時無呼吸症候群です。 イビキのことは本人にはわからないので、周囲の人が指摘してあげること が大切です。

治療がされないとどうなるか・・・?

次にような病気の発症や悪化の原因となり、生活上の危険性が増えることとなります。

  ・高血圧症
  ・心筋梗塞
  ・脳卒中
  ・いねむりによる自動車事故や仕事上のトラブル
  ・生活の質(QOL)の低下 

睡眠時無呼吸症候群になりやすい人の特徴

  ・太っている
  ・首が短く太い
  ・あごが小さい
  ・舌や軟口蓋が肥大している
  ・高血圧、糖尿病